The raws were pulled (real-time) from: https://ncode.syosetu.com/n9016cm/11/

 

 

 Dark elf women were rarely seen in recent years.

 ダークエルフの女性は、近年稀に見る好素体だった。

 It is said to be high magical power, good forged hard body, good for the race provided in race, and there are only 3000 gold coins on the gush.

 高い魔力といい、鍛えられた靱かな肉体といい、種族的に備えている野伏の技能といい、流石に金貨三千枚もしただけはある。

 The loss of one eye is also usually a flaw, but fortunately there was a material I brought from the royal residence at my hand. It's just good to make up.

 片目の喪失も、普通なら瑕疵でしかないが、幸い僕の手元には王都の屋敷から持ち出した、ある素材があった。埋め合わせるには丁度良い。

 Thanks to this, frustration for the research which I have not satisfied so far seems to be able to solve it to a large extent.

 お陰でこのところ満たせていなかった研究への欲求不満は、大分解消出来た気がする。

「気分はどうだい? オーパス03」

"How are you feeling?" Opus 03 "

「はっ、すこぶる爽快であります。同時に、ご主人様を拒んでいた以前の自分を、誠に愚かしく思うものであります!」

 傷一つない顔を凛々しく引き締めながら、彼女は言った。

"Ha ha, it is quite refreshing. At the same time, I am truly stupid of myself who refused my husband! "

 その左目は魔術的な紋様を刻んだ眼帯に覆われている。

 なにしろ彼女の新しい眼は、そうそう人目に触れさせて良いものではないのだ。

 While tightening the face without scratches tightly, she said.

「これからちゃんと働いてくれるんなら、僕は気にしないよ」

 The left eye is covered with an eye band carving a magical pattern.

「有り難き幸せ!」

 After all her new eyes are not a good thing to touch the public.

 脳改造も上手くいったようだ。

 洗脳で抑え込むにしても、余りに敵愾心が強かったため、変則的な施術になったのだが、この結果を見ると正解を選べたらしい。

"I will not mind if you work properly from now on,"

 今後の『作品』にもこの方式を転用できそうだ。

「……随分と様変わりしたもんだな。何をやったんだ?」

"I am blessed and happy!"

 きびきびと返事を返し、躊躇い無く僕への忠誠を示す彼女を、複雑そうに見るドゥーエ。

 以前の彼女を気に入っていた様子の彼からすると、あまり面白くない光景だろう。

 Brain remodeling seems to have worked well.

 取りあえず質問には答えておこうか。

 Even if it is suppressed by brainwashing, as it was too strongly enemy, it turned out to be an irregular treatment, but when you look at this result it seems you could choose the correct answer.

「この子、改造前は僕への憎悪が強過ぎたんだよね。君らみたいに敵対性を排除したり、量産型みたいにそれを押さえ込むと、あまりにも急激な人格変化で精神が自壊する恐れがあるくらいに。だからね、発想を変えてみたんだ」

 It seems that this method can be diverted to future "works".

「変えたにしても、どの道碌な発想じゃないんだろうな。それで?」

「で、僕はこう考えたんだ。敵対心を生じさせる大元。そこを上手く摩り替えてみれば丸く収まるんじゃないかってね。彼女の僕への服従を阻害していた要素は、ダークエルフという『自身の種族』への帰属意識と誇りだ。そこを蔑ろにされるから、従わないし怒るし憎む」

「……It changed quite a lot. What'd you give him?

 そこまで説明すると、ドゥーエも合点がいったようだった。そしてそれ以上に苦々しそうでもある。

「ああ、そうか。つまりはその認識を――」

 Returning a cheap reply, do not hesitate to show her loyalty to me, Duoe who sees it complicated.

「そう。僕の『作品』であることに、摩り替えた訳さ。懸案だった感情領域への干渉は最小限にし、それの元である認識領域を弄った訳だから、精神崩壊のリスクは大幅に抑制される。副作用でちょっぴり人格は変わっちゃったけど、自律的な行動、判断に関わる思考能力はそっくりそのまま維持できている」

 From the perspective of him who liked her earlier, it would be a scene that is not very funny.

 割と繊細な領域を弄るために時間が掛かり、大量の被験者に施すには向かないが、こうした手によりを掛けた作品に使う分には最上の方式だろう。

 Let's answer the question for now.

 ユニなんかは、

『素晴らしいです、ご主人様。今後、私を再調整する機会がお有りでしたら、是非ともご導入をお願いします』

"This child, hatred for me before I remodeled was too strong, right? If you eliminate hostilities like you, or hold down it like a mass production type, there is a fear that the spirit may self-destroy with sudden personality changes. That's why I tried changing the idea. "

 などと絶賛してくれたほどだ。まあ、自分から改造を志願するような彼女には、あんまり意味の無い代物だが。

「さて、と。オーパス03、君の個体名はドライだ。今後からはその名前を使うように」

"Even if I changed it, I wonder what a truly thought it is. And enough of

「はっ! ご主人様がお与え下さった新しき御名、穢すことの無きよう精進する次第であります!」

 新しい名前への拒絶反応も無し、と。

"So, I thought of this. Daimyo giving rise to hostility. If you reprint it well then it will fit round. The element that hindered obedience to her servant was the sense of belonging to "her own race" called pride and pride. Because I am contempted, I do not obey, I get angry and hate. "

 誇らしげに胸を張る彼女を後目に、僕はカルテにそう記載した。

 思いがけず手に入ったレアな素体に気を取られ『作品』作りに熱中していた僕だが、領主としての仕事も勿論忘れていない。しっかりとこの一帯を統治していかなくては、研究の為の資金も途絶えてしまうし、あの兄にどんな言いがかりを付けられるか分からない。それに将来的には今まで以上の規模のラボを作る予定の土地なのだ。手入れに手抜かりをするつもりは無い。

 To that extent, it seemed that Dowe got a point of intersection. And it seems bitternessing even more.

「……量産型奴隷のM-09、B-07までの調整、終わりましてございます。後はご主人様のご下知を待つばかりです」

「よし、それじゃあ始めようか」

Oh, I see… In other words, that recognition – "

 ユニと彼女を筆頭とした奴隷たちを伴い、屋敷を出る。

 目指すは荒れ果て痩せこけた農地の一つだ。

Yeah. To make it my "work", I changed my mind. Since the interference to the affected area which was a concern was minimized and the recognition area which is the source of it was fiddled, the risk of mental disintegration is greatly suppressed. The personality has changed slightly due to side effects, but autonomous behavior and thought ability related to judgment can be maintained as it is "

 農地対策は現地に到着して以来、あれこれ理由を付けて引き延ばしていたが、農民たちの我慢も流石にそろそろ限界に近い。ともすればどこかで一揆が始まり、それは郡全体に広まりかねなかった。そうなれば兄は嬉々として僕の非を鳴らし、社会的に抹殺しようと図るだろう。……下手をすれば兄の持つ他の土地や他領にも飛び火をしかねない、というリスクは考えていないのだろうか? その辺りが兄の詰めの甘いところだ。

「領主様だ……領主様が来られたぞ!」

 It takes time to freshen up delicate areas and it is not suitable for applying to a large number of subjects, but it is probably the best way to use it for works handled by these hands.

「おお、ようやくこの土地をどうにかなさってくれるのか!?」

 Uni something,

「……ふん、何を今更ノコノコと」

 農地に到着すると、ボロボロの衣服に身を包んだ民たちがワッと群がってくる。

"It's wonderful, Master. If there is a chance to readjust me in future, please introduce by all means "

 その顔に浮かぶのは期待と不安が半々、いや三対七くらいだろうか。貴族たちに頼っても縋っても、その度に素っ気なく扱われ続けてきた人々である。僕が顔を見せたところで、すんなりと信頼はしてくれないだろう。現に何人かは抑圧者たる貴族への敵意を滲ませているし、そうでない者も、奴隷ばかりを引き連れている僕へと不審げな視線を寄越したりしている。

「いやあ、どうもどうも。この度は領主就任以来、時を貸して頂きながらこの農地への対策が遅れ、誠に申し訳ない」

 And they got acclaimed enough. Well, as a substitute for her like volunteering for a modification from himself, there is not much meaning to her.

 とりあえず軽く頭を下げておく。おおっ、とどよめく周囲の人々。貴族が平民に詫びるなど、彼らにとっても想像の埒外のことだったんだろう。実際、どんなに借金でがんじがらめにしても平民相手に遜る貴族はほとんどいないそうだ。

「しかし、ご安心ください。今日まで協議を重ねに重ね、皆さんに納得頂ける対策の策定に手を尽くしてまいりました。もう恐れることはございません。この荒れ果てた田畑、見事に有るべき形へと戻して差し上げましょう」

All right. Opus 03, your individual name is dry. From now on make use of that name. "

「おおっ!」

「凄い自信だ!」

Huh. It is up to you to pursue the new name that your husband has given you, so that it will not be injured! "

「へっ、信用出来るもんか――痛っ!?」

「これっ! お偉い方が頭まで下げてくだすったっちゅうのに、何さ言ってるだ!?」

 There is also no rejection to the new name.

 よしよし、滑り出しは順調だ。何人かが不信感を拭えずにいるものの、周囲の人間がそれをいさめる様が確認できている。貴族が頭まで下げてみせたのだ、それを無碍にしたら反動で何をされたものか、という心理も当然働くだろう。『頭は下げるだけならタダ』というのは身分に格差の無い時代でのみ通じる言葉だ。この中世レベルの世界だと、貴族の頭は高い。つまり売り時を間違えなければ儲かる。

 I showed to her in the charts after her proudly proudly behind her.

 これなら大した抵抗は生まれなさそうだ。

「さて、と。それじゃあ始めましょうか。……ユニ」

「はい、ご主人様」

 ユニが合図をすると、量産奴隷たちは一斉に動き出す。

 彼ら彼女らは、一様に屋敷から運んできた中身でパンパンの麻袋を肩に担ぐと、それを持って畑に乗り込んでいく。そして等間隔に並ぶと、一斉にその中身を畑に撒きだしたのだ。

 驚いたのは農民たちだろう。自分たちの最大の財産である畑に、領主のものとはいえ身分階層社会の最底辺である奴隷たちがずかずかと踏み込み、得体の知れない物を撒いている。これを冷静な目で見られるのは、僕のようにあらかじめタネを知っているものくらいだ。

「お、お前ら、何を――!?」

 Although I was distracted by the rare elementary body that I had unexpectedly gotten enthusiastic about making "works", I have never forgotten my job as a lord. If we do not ruling over this area firmly, the funds for research will also be discontinued and I do not know what I can say to that older brother. Besides, in the future, it is planned to make a laboratory larger than ever. I do not plan to ooze into care.

「まあ、落ち着いていて下さい。見ていれば分かりますよ」

 いきり立って止めに入ろうとする者も、僕が声を掛けるとピタリと止まった。領主直々に待てを掛けたのだ。領民としてはどんなに訝しくても待つしかあるまい。

「……We have finished adjusting mass production slaves to M – 09, B – 07. We only have to wait for your master's wishes afterwards. "

 村人たちがじりじりとした目で見守る中、散布作業が終わった。

 僕は全ての奴隷が再び等間隔に並ぶのを待ってから、指示を飛ばした。

"Well then, shall we start?"

「よーし、それじゃあ所定の手はず通りに……≪錬金≫!」

「M01,了解です。≪錬金≫」

 Accompanied by uni and her slaves, and leaves the mansion.

「≪錬金≫」

 Aiming is one of the agricultural lands that have been desolated and thinned.

「≪錬金≫」

 Since we arrived at the site, farmland countermeasures have been delayed by adding reasons, but the peasants are nearly reaching their limits for running as well. Somewhere, the riot began somewhere, which could spread throughout the county. If that happens, my older brother will joyfully ring my heart and try to eliminate it socially. … ….Do not you think about the risk that if you do not do it, you could spill over to other lands owned by your brother or other territory? My neighborhood is a sweet part of my elder stuffing.

 十名の量産奴隷が一斉に≪錬金≫の術式を起動する。広い畑一杯に魔法陣が展開し、彼らがばら撒いた物――貝殻や魚類の骨、野菜屑といった肥料の元――を、急速に土へと還していく。魔法陣が発していた光が収まる頃には、畑の土は見るからに滋味の豊富そうな黒茶色に変じていた。

「こ、これは!?」

"The lord says … ….The lord arrived! "

「ゆ、夢でも見てるだか!? こんな様子の土、二十年以上見てねえだでよ!」

 農民の古老の一人が、恐る恐る畑に降りて土を一口、口に入れる。熟練の農夫の中には、口に入れた土の味で畑の質を測る人もいるという。僕の前世である現代では、農薬や化学肥料が含まれている場合もあるので止めた方が良いのだが。

"Oh, you finally managed to do this land !?"

 果たして、その老人は静かに涙を流し始めた。

「良く……良く、肥えとる土だべ……ずっと昔、この土地の最後の豊作の時と同じだぁ……!」

「……Hmm, what are you doing now? "

「ホントかよ、じっちゃん!?」

「う、嘘だろ!?」

 When arriving at the farmland, the people who dressed in ragged clothes get crowded.

 ボロボロと泣く老人を囲む村人たちは、歓喜とそれ以上の困惑を味わい、互いの顔を見合わせるばかりだった。

 Is it about half expectation and anxiety, or three to seven about floating on that face? Even if you rely on aristocrats or cheaters, they are those people who have been treating cautiously each time. Where I showed my face, she will not trust me quickly. In fact some people are infatuating the hostility towards the oppressing aristocracy, and those who are not doing it have sent suspicious gazes to me who are just bringing slaves.

 まあ、それ程複雑なことはしていない。ご察しの通り、『荒れた畑の土』と『肥料の元』を錬金術で錬成し、『良質の土』に変換したのだ。

 錬金術の目標の一つは、卑金属から貴金属を精製することとある。これは非常に難易度が高く、僕も成功させたことは無い。たとえば卑金属である鉛は、何をしようと鉛であり、貴金属である金には変化しないのだ。科学的に鉛から金を作ろうとすると核融合が必要となる。この世界では魔法的なプロセスを挟むことで、前世の世界でのそれに比べると、幾らか省力化出来るのでは? というのが僕の考えであるけれど。

"Well, thanks. Since this time I took office as a lord, I am sorry to have delayed measures to this farmland while lending time. "

 まあ、要するに、だ。そうした途方も無い難事に比べると、食べ物の滓から肥料を作り、肥料と混ぜた土を肥やす、なんていうことはまるで些事である、ということだ。何しろ、放っておけば自然とそうなるようになっている。錬金術の応用でそれを加速させるくらい、そう難しいことではない。

 僕なんて八歳の頃には、ユニの顔に移植する人工皮膚や人工筋肉の製作に成功している。材料は料理用の鶏肉や豚肉だ。十歳にも満たない子どもでもそんな代物が出来る辺り、錬金術っていうのは便利過ぎ、また評価が不当に低過ぎる。まあ、錬金術で作った血肉を生体に移植しようなんて考えは、錬金術師界隈でも異端中の異端で、評価のされようも無かったのだが。あの教授だって僕に言われるまで考えてもみなかったらしいし。

 Lower your head lightly for the time being. People in the surroundings, roaring and humming. It seems that the nobility apologized to the commoners, that they were also outrageous for their imagination. Indeed, it seems that there are few aristocrats who are inferior to the common-law partner, no matter how much they can surrender with debt.

 まあ、それはさておき、

「いかがでしょうか、皆さん。これで貴方たちを悩ませていた、土地の疲弊は解消されました。……存分にこの土地を耕し、マルランの大地へかつての金色の穂波を取り戻そうではありませんか!」

But rest assured. Together we have repeated talks to date and have devoted ourselves to developing measures to convince everyone. There is nothing to fear anymore. Let's return this desolate field to a form that should be splendidly "

「おお……!」

「おおおおっ!」

Whoa, we have a drinker!

「新領主様、万歳!」

「マルランに、金色の穂波を!」

"I am amazing confidence!"

 音頭を取って盛り上げてやると、後は勝手に僕を称える言葉を口々に唱え出す。

 錬金術に胡散臭いイメージは抱いているだろうが、窮乏した農民なんて即物的なものだ。飯の種である麦畑が肥えた土質を取り戻すのであれば、幾らでも目を瞑るだろう。後はこれと同じことを別の畑で繰り返せば、当座は何とかなるはずだ。それに何より、この農地改造は土壌を常にベストの状態に保てるので、連作被害なんて気にする必要が無い。ノーフォーク農法なんて使わなくても、休耕地が無くなる訳だ。第一、真っ当な手法で農業を改革しようとすれば何年掛かるか分かったものじゃない。怖いのは害虫や作物病だが、その辺は別途、なるべく人体には無害な農薬を作るなりすれば対処できる。

"Heck, I can trust you – it hurts!"

 この農地改良はそれなりの錬金術師から見れば、そう大したことじゃあない。コロンブスの卵的な、出来ることだけどその発想が無かっただけの技術だ。それだけに、派手にやっていれば、目端の利いた他の貴族が自領で真似しだすかもしれないが、まあ、その時はその時だろう。僕には止める手立てが無い。この世界に特許庁は無いのだ。

 でも、冷害や旱魃が一度起これば一気に飢饉になりかねないこの時代、食料の生産地が増えるのは、何も悪いことばかりじゃあないはずである。それに錬金術師の集中運用ノウハウは、最先行している僕らの方が蓄積が早い。先駆者の利点を最大限に活用していけば、そうそう困るような事は起きないだろう。

"This! What a wonderful thing is saying to the head when the great one lowers to the head! What? "

 僕は一仕事終えた奴隷たちを振り仰いで明るく言った。

「よし、みんな。次行こうか次」

 Alright, the start is going well. Although some people are unable to wipe out distrust, we can confirm that the surrounding people supplement it. The nobility showed down to the head, the psychology of what you did with recoil would be of course work if you made it insensitive. "If you only lower your head, you are free from words "is a word that only leads to the era when there is no gap in your status. In this medieval level world, the aristocratic head is high. In other words, it will profit if you do not mistake the time of sale.

 畑はまだまだあるし、他にやらなければならないことも山積みだ。

 This seems to make no big resistance.

 時間は効率的に使わなければ。

「ええっと、もうちょっと右、右……よしそこだ!」

All right. Let's get started then. … ….[ゆに] /uni (pref)/

 古ぼけた羊皮紙に記された計画書と首っ引きにしつつ、指示を飛ばす。それを受けて動くのは、全長三メートルはあろうという泥の巨人――魔法生物・マッドゴーレムだ。

「はァ……便利なものだな」

Yes, Sir?

 巨体を利して工事を進めるゴーレムを見つつ、ドゥーエが呟く。単純な戦闘力、あるいは膂力その物も、改造手術で大幅に増強された彼の方が、この巨人を上回っていることだろう。だが、単純に運搬できる容積では、やはりゴーレムの方に分があると言えた。泥や土砂と言った物は、幾ら力があろうと人間大の腕では、一度に多くを運べないのだ。

「色々と面倒が付いてくるのが爵位ってもんさ。これくらいの特典が無いと、やってられないよ」

 When Uni signals, mass-produced slaves move all at once.

 言いながら僕はマッドゴーレムを見上げた。

 They carry the bamboo bag of bread on the shoulder with the contents uniformly carried from the mansion house, and bring it to the field with it. And when they were lined up at equal intervals, they sprinkled their contents in the fields all at once.

 爵位を持ち、領土を治めるということは、すなわち王家から領内の治安を維持する為の兵権を認められるということでもある。それによって免責される事項の一つが、魔法生物の保有だ。ユニコーンやペガサスといった魔法生物は、言ってみれば前世の世界でいう戦車や戦闘機のような物である。当然、そんなものは個人的に所有することが許される訳は無い。が、領地持ちとなると話は別だ。領内を鎮撫する部隊として、また有事に王家に対して供出する戦力として、かなりの自由度での武装が認められる。当然、強力な魔法生物の保有もだ。

 It was farmers who surprised. In the fields that are their greatest wealth, the slaves who are the bottom of the social stratification society steeply stepped in, although they are of the lords, they scatter a strange thing. It is about what I can see with this calm eye, like me, beforehand knowing the seeds.

 まあ、無論のこと国家転覆を狙い得るようなレベルでの武力保有は、高等法院からの査察などによって制限されている訳だが……それは今のところ関係無いので、置いておく。

「それにしても贅沢な話だな。これだけの魔法生物を灌漑工事に使うたァ」

"O, you guys, what – -!"

「僕としては、むしろ順当な使い道だと思うけどね。このクラスのマッドゴーレムだと、冒険者ギルドの討伐等級だとD+からC相当が良いところだ。改造前の君でも余裕をもって倒せる範疇だね。つまり僕の戦力としてはかなり劣る部類なのさ」

 残酷な話だが、それが事実だ。僕の『作品』であるユニたちは少なくともA級冒険者を上回るだろう実力を持つ。量産型奴隷たちも、劣化しているとはいえベースはユニのデータなのだ。C級程度の実力はあるだろうし、優秀な個体ならBまでいくかもしれない。それに基礎的な低級魔法も使えるから、マッドゴーレムのような物理特化で耐魔力の低い相手は、攻撃魔法の釣瓶打ちで終わりだ。つまり僕の持ち駒でこのゴーレムより弱いのは、それこそこの前に骨抜きにした元代官たちと、その手下どもくらいである。

"Well, please be calm. I will understand if you look at it. "

「にしても……この計画書、実際の地形と食い違う部分が多いなあ」

「そりゃそうだろ。見るからに古びた羊皮紙じゃねえか。一体何年前のだ?」

 Those who are trying to enter the stop by tears also stopped as soon as I answered. He ordered the lord directly. No matter how bad it is as a citizen, we have to wait.

「さあ?」

 While the villagers watched with tight eyes, the spraying work ended.

 確かに、ドゥーエのいう通りこの灌漑計画書は古過ぎる。これは元・代官屋敷、現・僕の逗留する屋敷の書庫を漁って出てきたものだ。いつの物だか分からない代物だが、農民たちが早く灌漑をとせっついてくるので、仕方なくこれを使用している。

 I waited for all the slaves to be evenly spaced again and skipped directions.

 新しく灌漑計画を立案しろ? ごもっともな意見だ。

 ……僕らの中に、それが出来る人材がいないということを除けば。

"Okay, then then on a predetermined order ……«Alchemy»! "

 残念なことに僕は錬金術師である。灌漑工事に役立つ技術や道具を提供することは出来ても、計画自体を立案する能力は無い。それが出来るようになる教育を受けてきたのは、王都に坐しまして僕を補佐する人材を出すことすら渋った、あの兄だ。まあ、僕はそれをやりたくないから彼に押し付けてきたのだが。

 ユニはメイド兼護衛兼助手兼探索役。十分に多岐にわたる役目をこなしてくれている。これに加えて政治までやれというのは、彼女のリソースを大幅に無駄遣いする愚行であるし、それを身に付けさせる伝手も無い。ドゥーエは剣一本を頼りに生きてきた冒険者だし、ドライに至っては砂漠地帯で遊牧生活を営んでいたらしいダークエルフ。両者とも、とてもではないが内政向きの仕事は任せられない。

"M01, OK. "Alchemy" "

 この辺りが、研究者上がりの僕が率いるこの陣営の弱点である。技術力と戦闘力は秀でているが、それらを有機的に活かせる政治力に欠けている。全員脳改造を施しており反逆の心配は極小だが、それだけにトップである僕が打つ手を誤ると、ずるずると問題を修正できないまま、何処までも突き進む公算が大だ。

 言ってみれば、エンジニア出身の社長が率いるベンチャー企業のようなものである。今のところは、こんな片田舎でチマチマやっているから、大きな問題は起こってはいない。しかし近い将来マルラン郡の人口が増加したり、余り考えたくはないが、何かの間違いで領地が増えたりしたら? 新たに発生する諸問題に対処できなくなる恐れがある。

"« Alchemy »

 というか、こんな徳川埋蔵金の隠し場所を記した地図みたいな、古ぼけて確実性に欠ける計画書を頼りにしている時点で大問題である。

「ホントにいつのもんだかね……ちょっと調べてみようか。≪ディテクト≫」

"« Alchemy »

 簡単な鑑定魔法で年代を測定してみる。

 僕が読み取ったところでのこの計画書が作られた時期は……何と一五〇年近く前だ。オーブニル家が貴族になったのが二百年前だから、大体二代目か三代目当主の時代か。

 Ten mass production slaves simultaneously activate the operation method of "Riken". The magic team expanded to a large field full, and the things that they scatter, the shells of fish, the bones of fish, and the source of fertilizer such as vegetable waste – are quickly returned to the ground. By the time the lights emitted by the magic teams fell, the soil of the field turned into black brown which seemed rich in taste because I saw it.

 ま、まあ、幸か不幸か、この世界は魔法頼りで技術進歩が停滞しているので、誤差の範囲程度の地形変化以外に修正点は無い。

 無い、んだけど。

"Th-This is!?"

「……やっぱり、土地を治める為の人材を新たに発掘するしかないか」

「また奴隷市場にひとっ走りかい?」

"Yu, are you still watching a dream !? This kind of soil, do not look at it for over twenty years! "

 ちょっと嫌そうな顔をするドゥーエ。人格的に気に入っていたドライがああなったばかりだ。彼としては当分、奴隷市場には足を踏み入れたくないのだろう。

「それは杞憂ってものさ。子爵家領に相当する土地を切り回せる内政屋なんて、他国へ買われて流出する恐れのある奴隷市には、売ってないからね。家が潰れたら、他家に囲われるか、奉公構えにあって浪人してるか……最悪は処刑だ」

 One of the aged farmers gets down to the terrible field and puts a bite in a mouth. Some skilled farmers sometimes measure the quality of the field with the taste of the soil put in their mouth. In modern times as my previous life, there are cases where pesticides and chemical fertilizers are included, so it is better to stop.

「てことは、その浪人中の人材を釣り上げんのか?」

 Indeed, the old man began to shed tears quietly.

「まさか。僕の子爵の地位は兄の伯爵家の傘下だ。貴族たちの間で回状が回っている要注意人物なんて囲えっこない。『兄君に渡された令状、弟の貴方が知らないはずが無いでしょう?』ってね。それじゃ、こっちの失態を手ぐすね引いて待ってる兄に、みすみす僕を取り潰す好機を与えるだけだよ」

 そうして取り潰された僕は、貴族社会の爪弾き者だ。錬金術師としての研究資金源は無くなるし、何より兄の謀殺から守ってくれる、貴族の体面という壁が消し飛んでしまう。兄が様々な問題を引き起こしてきた僕を今日まで消さないでいるのは、ひとえに貴族として社会に保護される上での最後の一線を越えないでいる為だ。奴隷殺しだの何だのと陰口を叩かれている現状だが、それにしたって若干の白眼視を受けている程度である。気持ち悪いとは思われているだろうが、それを理由に殺されるまでのことではない。キモイから殺した、なんてムシャクシャしてやった、と供述するのと大差無いのだ。

Fine…Well, it is a fattening soil … …Long ago, it is the same as the last harvest of this land … …! "

 奴隷を幾ら実験材料として消費しようが、趣味の問題として指弾されることはない。が、領地運営で看過しえないミスを犯した場合は、無能のレッテルを張られて忽ちのうちに立場を無くす。無体に殺されることのない、貴族としての立場を、だ。社会からの扱いが、人間から虫けらにランクダウンする訳だ。虫ならば不愉快だから殺した、と述べても人様は気にしない。

 そういう事態に備えてユニたちを用意しているのだが、出来れば避けたいことではある。

"Is that true, Grandpa!?"

「それじゃあ、八方塞りじゃあねえか」

「……いや、そうでもないよ」

"Well, you're kidding!"

 苛立たしげに言うドゥーエに、にっこりと笑みを見せてやる。

「実は一つ、抜け道がある。というか、本来はこっちの方が常道なんだけど、単に手間を掛けたくないから、やってなかったんだよね」

 The villagers who surrounded the elderly who cried and wept tasted delight and more puzzles, and just looked at each other's face.

「オイコラ、ご主人」

 Well, I have not done much complication. As you can imagine, "earth of rough field" and "source of fertilizer" were trained by alchemy and converted into "good quality soil".

「そう凄まないでよ。本当に手間が多い手段なんだからさ、だからそれを打つための余裕を作ろうと、今こうして働いているんじゃないか」

 One of the goals of alchemy is to refine noble metals from base metals. This is very difficult, I never made it successful. For example, lead, which is a base metal, is lead, whatever you do, it does not change to gold, which is a precious metal. Scientifically trying to make gold from lead requires nuclear fusion. In this world, by sandwiching a magical process, can it be somewhat labor saving compared to that in the previous world? Although it is my opinion.

 そうなのだ。このアルクェール王国一無駄が嫌いだと自負する僕が、その手を打っていない理由はそれなのである。ある程度態勢を整えておかないと、意味が無いばかりか害悪にすらなる手。

 Well, in short, it is. Compared to such a tremendous difficulty, to make fertilizer from the slag of food and to fertilize soil mixed with fertilizer is totally trivial. After all, if you leave it, it is becoming like that with nature. It is not so difficult to accelerate it with alchemical application.

「まあ、本当に常識的な手段だよ。貴族の家ってのは、このオーブニル家を見ての通り何も長男しかいないわけじゃあない。惣領である長男に万が一があった場合の予備として、次男三男――庶子がいる」

 By the age of eight I am successful in making artificial skin and artificial muscle to transplant on the face of Uni. The material is chicken meat and pork for cooking. Alchemy is too convenient for children who are under ten years old even if such substitutes can be made, and the evaluation is unreasonably too low. Well, thought about transplanting blood meat made from alchemy to the living body, even in alchemist municipalities also heretical heresy, I could not be evaluated. Even that professor did not seem to think until I told you.

 一応補足しておくが、この場合の庶子とは惣領の対義語を意味している。別に僕が死んだ父から認知されていないということではない。まあ、晩年は死んでも息子と認めたくないみたいな扱いだったが。

 Well, aside from that,

「その中じゃ、理由はどうあれ僕みたいに領地を与えて貰えることなんて、そうそう無いんだ」

「だろうな。いちいち長男以外にも土地をやっていたら、今頃地図屋は大忙しだ。相続の度にどこそこの領地だか書き直さなきゃいかなくなる」

"How about you, everyone. The tiredness of the land which had bothered you with this was resolved. … ….Let's plow this land to the land and regain the former golden echoes to Marlan's land! "

 無頼漢のドゥーエにも、その程度の理屈は分かるらしい。

「そう。だからそんな庶子の多くは、部屋住みとして屋敷で飼い殺され、不遇をかこっている訳さ。そんな彼らの栄達の道は、大きく分けて五つ。嫡子が頓死したり当主として不足ありだったりして家督が回ってくるか。後継ぎの絶えた家に婿入りしたり名籍を与えられたりするか。あるいは騎士団に入ったり宮廷魔導師になったりして出世するか」

/(int) (1) oh!/good heavens!/(2) ugh! oh no!/(3) ah!/agh!/agh!

「四つ目はなんだい?」

「それなんだけどね……時々、冒険者の中に貴族のお坊ちゃんがいたりして、不思議に思ったことは無いかい? 彼らの大部分は、部屋住みの境遇から抜け出るために一旗揚げようと、野心を抱いてアウトローな世界に身を投じたのさ。それに貴族といえど傾いている家じゃ、無駄飯喰らいを養う余裕は無いからね。死んでも口減らしにはなる。吟遊詩人が好きそうな貴種流離譚の、つまらなくって生臭い種明かしだね」

"Oh oh!"

 僕がそう解説すると遠い目をしながら、

「夢も希望もありゃしねェな」

"New Lord, everything!"

 とドゥーエが愚痴った。

 おそらく、彼の知る元貴族の冒険者たちの多くは、栄華を掴む機会無くして儚く散っていったのだろう。元々、冒険者になるような貴族は、騎士として身を立てるのに、実力かコネに欠けるところがある者たちばかりである。コネが無いなら、冒険者として開花することもあるかもしれないが、実力の方が無かったら? その結末は語るまでも無いだろう。運と才覚に恵まれなければ、青い血が流れると嘯く貴族といえど、そんなものだ。

"Milan, a golden harbor!"

 僕は運が良い。それなりに余裕のある伯爵家に生まれた上に、初めて買った奴隷でユニという大当たりを引き当てたし、ドゥーエと出会うことも出来た。そして彼はドライを拾って来たのだ。誰もが羨むような豪運である。家族運だけは少々頂けないが、そこら辺は才覚で補えという思し召しだろう。これ以上を望めば、それこそ罰当たりというものだ。

「話が逸れたね。で、五つ目がどこかよその家の家臣になって、身を立てること。僕みたいな家臣に事欠く貴族が、自分の部下として職を世話してあげるのさ。やっていくだけの腕も無いのに冒険者になるよりは安全に稼げるし、一端の貴族を気取ることも出来る。そして雇う側は貴族としてある程度の教育を受けた家臣を得られる。これだけなら理想的なWin-Win関係なんだけど――」

 After picking up the head and raising it up, we will spell out words to honor me without permission.

「随分と言い淀むねェ。何か問題でもあるのかい?」

 The alchemy will have a stinky image, but the poor farmers are instantaneous physical things. If the wheat field, a seed of rice, regains the discerning soil quality, you will close your eyes as much as you can. If you repeat this same thing in another field afterwards, you should be able to do something for the moment. And above all, this agricultural land remodeling keeps the soil always in its best condition, so there is no need to worry about serial damage. Even if you do not use the Norfolk farming method, there will be no fallow land. First, it is not understood what it will take many years if it tries to reform agriculture with the right method. Scared are pests and crop diseases, but you can deal with it separately, if possible, by making harmless pesticides to the human body if possible.

「大ありだね。理想的で、かつ常識的な手ってことは……当然、兄だってとっくに読んでいるってことさ。しかも地の利も向こうにある。なんたって、王都にいるんだからね。向こうで屋敷暮らしをしている庶子たちを口説いて、我が弟から家臣にと誘われた際は間者になれ、くらいのことは言うだろう」

 This agricultural land improvement is not so much as it sees from a reasonable alchemist. Columbus' egg-like, it's just technology that we could do but that was nothing. That is why, if you do it loudly, other nobles that are easy-to-see might let you imitate themselves in their own areas, but, that time, that time. I have no way to stop. There is no patent office in this world.

 それで良い働きが見られた際は、当家での厚遇を約束する、なんて言われてしまったら? 部屋住み貴族に抗する手段は無い。なんせ、向こうは伯爵家当主だ。対する僕は、あくまでもその傘下の子爵。

 But in this era when cold damage and drought occur once in a while it may become famine at a stroke, it is not only bad things to increase food production area. Besides, the intensive operation know-how of the alchemist is accumulated earlier by ourselves. If you fully exploit the benefits of pioneers, things that are not going to be troubling will not happen.

 就職氷河期の就職浪人が、本社の社長から頼まれて、何かと反抗的な態度の支社を内偵――場合によっては妨害――しに行くようなものである。事後、それなりに美味しい雇用条件をちらつかされた上でだ。辛いご時世にこれから食べていくことを考えれば、まず断れないだろう。前世の世界にそんな事する会社は無かったと思うけど。……無いよね?

 I shook the slaves who finished my work and said it brightly.

 さておき、兄はこんな手立てが取れるから、僕がフリーハンドを持つなんてリスクを冒してまで領地と子爵の位をくれたのだ。でなければ、他の貴族に要らぬ探りを入れられるのを承知で僕を殺すか、あの屋敷で実験を続けるのを黙認して飼い殺すかしているはずである。前者はユニがいれば防げるとして、後者の選択を既定の物と考えていたのが、僕の現状の原因だ。

 何度も言ったように、領地経営でしくじった貴族は、後顧の憂い無く殺されてしまう。他の貴族に、関わるだけの価値を持たないと判断されるから。

All right Everyone! Next let's go on "

「――だが、そんな見え透いた手を恐れるのは、僕以外の貴族の話さ」

「……だろうな」

 There are plenty of fields and there are plenty of other things to do.

 ドライという予想外に高い買い物のお陰で、予定よりは少ないものの、量産型奴隷は補充できた。それに彼女自体も有用な道具になる。準備は整っている。

 Time must be used efficiently.

 今やこのマルラン郡は僕の巣だ。王都などという遠くから手を伸ばすだけで、探り切れるなどと思われるのは心外の極みだ。逆に手癖の悪いその手に噛みついて、牙から存分に毒を流し込んでくれよう。

「ユニ、いるかい?」

「はい、お傍に」

 声を掛けると、何処からともなくすぐ隣に現れるユニ。

 その姿に、ドゥーエがげんなりとしながら言った。

「まるで気配が無かったが……」

「気配を消していましたので」

"Well, a bit more right, right … ….Alright there! "

「それで誤魔化されちゃ、こっちの自信が無くなるぜ」

 ならば今後とも精進して下さい、とすげない返事。

 Skip the instructions while making it as a prisoner with the plan written on the old parchment. It is Mud Giant – Magical Organism · Mad Golem that it will be three meters in length as it moves according to it.

 そんな彼女に、僕はあらかじめしたためていた手紙を差し出す。王宮に提出する、仕官公募の手続き書類だ。いくら向こうからの仕掛けを知っているとはいえ、素直に上役である兄を通す義理は無い。

「これ、出しておいて。冒険者ギルドに頼めば、すぐ王都まで届けてくれると思うからさ」

"Ha ha …It's useful. "

「畏まりました、ご主人様」

 音も無く消える彼女を見送って、視線を工事に勤しむマッドゴーレムに戻す。

 While looking at the golem that will proceed with construction using the giant, Douhe mutters. It is likely that he who exercised strong reinforcement surgery exceeds this giant, even simple fighting power, or force power itself. However, with the volume that can be transported simply, it can be said that the golem also has a minute. Things such as mud and earth and sand, no matter how much force you can not carry much at once with the arms of the human being.

 魔法仕掛けの巨人は、主の差配通り自動的に役目をこなしていた。

 

"It is a thief that comes with troubles in various ways. I can not do it without such benefits. "

 As I said, I looked up at Mad Golem.

 To have a rank and rule the territory is also to say that the military authority to maintain the security of the territory from the royal family can be recognized. One of the items that is exempt from it is the possession of magical creatures. Magical creatures such as unicorns and Pegasus are like things like tanks and fighter aircraft in the world of pre-existing world. Naturally, there is no reason to be allowed to possess such person personally. But when it comes to holding a territory, the story is different. As a force to cheat in the territory, and also as a fighting force to embark on the royal family in an emergency, arming with a considerable degree of freedom is recognized. Of course, possession of powerful magical creature is also.

 Well, of course the possession of arms at the level that can aim at overthrowing the state is limited by the inspection from the High Court … …As it is not relevant at the moment, leave it here.

"Anyway it's a luxurious story. I only use these magical creatures for irrigation work "

"For me, I think it is rather an ordinary use. With this class of mad golem, if it is the subjugation grade of the adventurer guild, it is a good place from D + to C equivalent. Even you before the remodeling is a category that can be defeated with a margin. That is, it is a class that is quite inferior as my strength. "

 It is a cruel story, but that is the fact. My "works" Uni have the ability to surpass at least Class A adventurers. Even though mass-produced slaves are degraded, the base is data of Uni. There will be a skill of degree C, and if it is an excellent individual, it may go to B. Besides, we can also use basic low-level magic, so the other party with low magical power with physical specialization like mad golem ends with a fishing bottle of attack magic. In other words, my weak point is weaker than this golem, it is about the former officers who have watered down this time and their subordinates.

/(exp) even if/(P)/There are many parts that differ from this plan, actual terrain "

Course you are, doc. It is an old parchment as you see it. How many years ago was it? "

/(conj,int) (1) come/come now/come along/go on/hurry up/hurry up

 Certainly, as Doue says this irrigation plan is too old. This is one that caught the former · Rikkyo Yashiki, present · my library house where I stay. I do not know when it is a substitute, but since farmers quickly get irrigation, I am using it this way.

 Make a new irrigation plan? It is a good opinion.

 ……Apart from that we do not have the talent that can do it.

 Unfortunately I am an alchemist. Although it is possible to provide technologies and tools useful for irrigation work, there is no ability to devise plans themselves. It is that older brother who sits in the kingdom and even talented persons to assist me, who has received education that makes it possible to do it. Well, I did not want to do it, so I pressed it on him.

 Uni is a maid and custody assistant and assistant and explorer. He performs a sufficiently wide variety of roles. In addition to this, doing politicism is a folly that wastes a lot of her resources, and there is no one to get it. Douhe is an adventurer who has lived on a single sword, and it is a dark elf that seems to have been doing nomadic life in the desert area when it comes to dry. Both of them are not very good, but I can not trust to work for internal affairs.

 This neighborhood is a weak point of this camp led by a researcher. Technical capabilities and fighting power are excellent, but they lack the political power to make them organic. Everyone has undergone brain remodeling and the worry of rebellion is minimal, but if I mistake the wrong hand as it is, it is likely to go far anywhere without sacrificing the problem as long as you can not correct the problem.

 In other words, it is like a venture company headed by the president of an engineer. For the moment, no big problem has happened since we are doing limping in this rural area. But in the near future the population of Marlan County will increase, I do not want to think much, but if some territory will increase due to some mistake? It may not be able to cope with newly occurring problems.

 I mean, it is a big problem at the time of relying on a plan that is outdated and lacks certainty like a map describing such a secret place of the Tokugawa buried money.

"When are you really doing it …?Shall we investigate? «Detect»

 I try to measure the age with simple appraisal magic.

 The time when this plan was made in the place I read ……About no less than one hundred and fifty years ago. It is two hundred years ago that the OBNILL family became aristocratic, so it is roughly the second generation or the third generation.

 Well, well, fortunately or unfortunately, this world is magical and technological progress is stagnating, so there are no correction points besides the topographic change of the extent of error.

 I do not have it.

「……As a matter of course, there is no choice but to unearth new personnel to rule the land. "

"Do you want to run into a slave market again?"

 A little disgusting face. Dry that I liked personally was just awful. For the time being, I do not want to step into the slave market for the time being.

"It is a disgrace. The domestic politician who cuts the land equivalent to the Kaori family is not selling to the slave city that is bought by other countries and is likely to leak out. If the house collapses, is it surrounded by another family, or is it a ronin in the service stance? …The worst is execution. "

"Well, do you fish up those talented people?"

My God! My position is the umbrella of my older brother. There is no surrounding capped person whose circle is circling among the aristocrats. "Written warrant given to my brother, can not you not know brother? "Do it. Well then, I just give the opportunity to crush Misumisu me, to the older brother who is waiting and waiting with this blunder. "

 I was crushed in that way, it is a nervous person in aristocratic society. As the alchemist, there is no longer any research funding source, and the walls of the aristocracy's face will eradicate, which will protect us from the elder brother's murder. My brother has caused various problems because I am not extinguishing me until today because I do not go beyond the last line of protection as a nobility as a society. It is the current situation that it is being beaten up behind the backdrop that it is a slave slaughter, but it is to the extent that it has undergone some white eyes because it made it. Although it seems to be unpleasant, it is not until it is killed by reason. It is not much different from stating that he killed himself from Kimoi, what he did musashsha.

 How much to consume slaves as experimental materials, they are never pointed out as a problem of hobbies. However, in case of making a mistake that can not be overlooked by the administration of the territory, an incompetent label is put up and loses its position as soon as possible. It is a position as a nobleman, which will not be killed in an uninhabited manner. The treatment from society is ranked down from humans to insects. Even if it says that it kills because it is unpleasant if it is an insect, people do not mind.

 In preparation for such a situation, we are preparing uni, but we want to avoid it if possible.

"Well then, is not it all-around?"

「……No, not really. "

 I will smile a smile to an irritated Doue.

"In fact, there is one way out. Or rather, this one is a normal one, but I do not want to take trouble merely, so I did not do it. "

"Oikora, your husband"

"Do not be afraid so. It's a really cumbersome process, so I'm working now like this to make room to hit it. "

 That's right. The reason that I am proud that I dislike waste of this Kingdom Kingdom is that reason is it. A hand that does not only mean nothing but harm if it is not prepared to a certain extent.

"Well, it's a really common sense. As for the aristocratic house, as you can see the Obedi family, there is nothing but the eldest son. As a reserve when there is an eldest son who is a soup, there is a third son of the second son – a child. "

 I supplement it once, but in this case the child is a meaning of Sora 's antagonism. It is not that I was not recognized by my dead father. Well, the death of my later years was treated as if I did not want to acknowledge my son.

"In that case, no reason why you can give me a territory like me like I do not have it"

– Well, it could be, yeah. As soon as I landed other than the eldest son, the map shop is busy now. Every time we inherit it we will have to rewrite the territory there. "

 It seems that even Douai of the honorable mind knows the reason of that extent.

Yeah. That's why many of them are kept in the residence as residence of the room, and are being treated inconspicuously. Their way of prosperity is divided into five broadly. Whether the family is going to kill herself or the shortage as the principal. Are you going to join the successor house of successor or be given a nationality? Or will you get into the knight team or become a court magician and advance in the world? "

"What is the fourth one?"

"That's it … but ….Sometimes, there are nocturnal buddies among adventurers, have you ever wondered? Most of them threw themselves into the outlawing world with ambition, trying to get out of the circumstances of living. Besides being a noble family, you can not afford to feed the waste dishes in the house. Even if you die, you will be reducing your mouth. It's a fishy fishy speculation of a noble kind of devil who seems to like a bard "

 While I look at it so far,

"Dreams and hopes are too crisp"

 Douye complained.

 Perhaps, many of the adventurers of former aristocrats he knows probably flew away fleetingly without opportunity to grab the glory. Originally aristocratic aristocrats are those who have a lack of ability or connection to set up as a knight. If there is no connexion, it may be blooming as an adventurer, but if there is no ability? That ending will not be told. If you are not blessed with luck and talent, it is such a nobleman that the blue blood flows, it is such a thing.

 I am lucky. I was born as an equally affordable slave, and I got a jackpot of Uni with a slave I bought for the first time and I was able to meet Duoe. And he has picked up the dry. It is an Australian luck that everyone envies. I do not get a bit of family luck, but it seems that the neighborhood is supposed to be supplemented with a talent. If you want more than that, that is a punishment.

"The talk deviated. So, the fifth one is going to be the keeper of the house, to set up. A nobleman lacking in a vassal like a man will take care of his job as his men. You can earn more safely than going to be an adventure though you do not have enough skills to do and you can also take care of the nobility at one end. And the employer can obtain a vassal educated to some extent as a nobleman. It's an ideal Win-Win relationship only for this – "

"I will not disappoint. Is it also a problem? "

Yeah, I'd say there's a fucking problem. Ideal and commonsense thing … …Naturally, it is said that he is reading his older brother. Besides the geographical advantage is over there. Because I am in the kingdom. When you are invited from the younger brother to the vassal, you are going to be an intercessor, as long as you urge the ladies living in the house over there beyond them, they will say more. "

 Then when you see good work, what if you were told that you promised your hospitality at home? There is no means to resist the nobility of the room living. Anyway, the other side is the Earl of the Count. In contrast to me, it is the son of the umbrella to the last.

 Employment Ice Rainy Employment Ronin is like asking from the president of the headquarters to defraud the branches of somewhat rebellious attitudes – in some cases obstructing. Afterwards, after talking about delicious employment conditions as it is. If you think about eating from now on in a tough future, you will not be able to refuse it first. I think that there was no such company in the world of the past world. … ….Is not it?

 Aside from that, my older brother can take such a measure, so I got the position of the territory and the rank of the sister until I took risks to have a free hand. Otherwise, you should be aware that you can put an unnecessary search into other aristocrats, either kill me or keep silent about continuing the experiment on that mansion, taming and killing. The former was supposed to be prevented if Uni was present, and I thought that the latter option was the default thing is the cause of my present situation.

 As I have said many times, aristocrats who have suffered from territorial management will be killed without worrying about the backing. Because it is judged that it has no value to be related to other nobles.

"- But, it is the talk of aristocracy other than myself that fears such transparent hands"

「……- I bet.

 Thanks to the unexpectedly high dryness of shopping, although less than planned, mass production type slaves could be replenished. Besides, she itself becomes a useful tool. Preparation is in place.

 This Marlan County is now my nest. It is extremely heartfelt that it seems to be able to explore, simply by reaching out from a distant place like the kingdom. On the contrary, bit it in his hands with poor hands and pour the poison into your fingers.

"Uni, do you?"

"Yes, close by"

 When I speak out, Uni appears immediately next to me anywhere.

 To that figure, Douhe was saying fine.

"There was no indication, but … …."

"Because I was putting out the signs"

"If you become a devil by that, I will lose confidence here"

 So please keep on your devotion in future, and a nice reply.

 To such a girlfriend, I will give out the letter I was trying to prepare. It is the procedure document of the official invitation to submit to the royal palace. Even though I know the trick from where I go, there is no obligation to pass my elder brother who is obediently obedient.

"Let me have this, please. Because if you ask the adventurer guild, I think that I will deliver it to the kingdom soon. "

"I am afraid, my master."

 Go back to her who disappears without sound and return it to the mad golem who works in construction.

 The magic giant giant had done the function automatically according to the difference of the Lord.

 

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